株式会社 偕成社は、子どもたちに大人気、縦に開いて大迫力の「100かいだてのいえ」シリーズの最新刊『そらの100かいだてのいえ』(いわいとしお:作)を8月に刊行すると発表しました。
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4作目は空の上が舞台
メディアアーティストとしても活躍してきた、いわいとしおによる絵本、「100かいだてのいえ」シリーズは、これまでに『100かいだてのいえ』(2008年)、『ちか100かいだてのいえ』(2009年)、『うみの100かいだてのいえ』(2014年)が刊行されてきました。縦に開く大迫力の画面、こまかく描きこまれたいきものたちのくらしなどが特徴で、1作目が登場するやいなや子どもたちの心をとらえ、大人気に。シリーズ累計部数は270万部を突破しました。
4作目の今作、舞台は空の上! 前作『うみの100かいだてのいえ』の刊行後、「つぎはどこのいえかな?」「宇宙かな?」と新刊を待ちわびるお子さんの声がたくさん届くなか、いよいよ『そらの100かいだてのいえ』が満を持して登場です。
今作の主人公はシジュウカラのツピくん。あるさむい雪の日のこと、おなかをすかせたツピくんがみつけたのは、ひとつぶのひまわりの種でした。「これじゃ、おなかいっぱいにはならないや……そうだ! はなをさかせて、たねをふやそう!」ツピくんは、うえる場所を探しに、空へととびたちます。
作者紹介
いわいとしお(岩井俊雄)
1962年愛知県生まれ。絵本作家/メディアアーティスト。子どもの頃に母親から「もうおもちゃは買いません」と言われ、ものづくりに目覚める。筑波大学大学院修士課程芸術研究科修了。テレビ番組やゲームソフト制作、電子楽器開発など多岐に渡る活動を展開し、現代日本美術展大賞、文化庁メディア芸術祭大賞、芸術選奨文部科学大臣賞ほか数多く受賞。娘との手作りおもちゃをきっかけに、絵本作家にシフトし現在に至る。主な絵本に「100かいだてのいえ」シリーズ、「いわいさんちのどっちが?絵本」シリーズ(紀伊國屋書店)、『ゆびさきちゃんのだいぼうけん』(白泉社)、『ぼく、ドジオ。』(小学館)など。「100かいだてのいえ」シリーズは、台湾、中国、韓国でも大人気で、今年韓国では、ソウルを中心に巡回展が行われた。