株式会社セブン‐イレブン・ジャパンとセイノーホールディングス株式会社は、セブン‐イレブン店舗において、御用聞き・お届けサービスの一層拡大に向けて、相互に協力することを目的に業務提携契約を締結したと発表しました。
セブン-イレブンは500円以上の商品を購入すると、無料で自宅に宅配する「セブンミール」を国内の7割超に当たる約1万4400店で展開しています。今回、セイノーとの提携により、コンビニ店員が接客など通常の業務と平行して実施していた宅配業務を外部委託することで、配達頻度の大幅向上、サービス拡充を目指します。
配達員「ハーティスト」が御用聞きも
セイノーの子会社「GENie(ジーニー)」が「ハーティスト」と呼ぶ配達員をセブンの加盟店に派遣し、複数の店舗を巡回します。スタッフは配送地域に住む女性が中心でセブンの制服を着て宅配に当たります。顧客宅では生活用品など注文も聞いて回るほか、高齢者の見守り活動も行います。セイノーと提携した宅配サービスはすでに全国約150店で試験導入しており、19年2月までに全国3000店に拡大する予定とのこと。
ジーニーの従業員は正社員、パート、アルバイトとさまざまで、女性が気楽に勤められる形態としています。なお、ジーニーの意味は人間の姿になって願い事をかなえてくれる精霊から名付けたそう。
セブンミールとは
セブンミールは、セブン‐イレブンの商品をお近くのお店からご自宅や職場にお届けするサービスです。お店の人気商品はもちろん、お店では取扱いのない限定商品もラインナップしています。お客様のご都合に合わせて「お届け」か「お店でお受取り」を選べて、1回のご注文につき合計税込500円以上のご注文から無料でお届けします。
21日に都内で会見したセブンの古屋一樹社長は「『ついで買い』も多く、客単価は1500~2千円と高い。1店舗で1日10件ほどの注文で、店舗は十分に利益を得られる」と話しました。