「コミュニケーションにおける不確実性を減らすには?」「技術的負債を解消する方法とは?」「経営陣とエンジニア間の認識のずれを解消するには?」エンジニアリングにおける課題を解決する思考の整理方法やメンタリング手法を,さまざまな企業の技術組織アドバイザリーを務めている著者が解説。若手を戦力として育て上げ,成長する組織を設計・運営するためにおすすめの1冊です。
こんな方におすすめ
・開発チームの生産性を上げたいエンジニア
・社内組織を改善したい経営者
目次
Chapter 1 思考のリファクタリング
Chapter 2 メンタリングの技術
Chapter 3 アジャイルなチームの原理
Chapter 4 学習するチームと不確実性マネジメント
Chapter 5 技術組織の力学とアーキテクチャ
Amazonの口コミより
エンジニアリングとは不確実性を削減し、物事を実現していくことである。しかしさまざまな理由からこれがうまくいかない。
本書ではうまくいかない理由がいくつもあげられていて、そのすべてが「確かにそういう面はあるな」と感じて、目の前で指摘されているよう。
うまくいかない理由がわかれば対応はできるので、今後参考にできそうなものばかりの内容でした。
仕事をしていて、不確実性というものに頭を悩ませることが多く購入しました。
エンジニアリングといった、
別の職種のやり方にはヒントが多くありました。まだ落とし込めていないので、読み返していきたいと思います。
アジャイルを知り、ファシリテーションに惹かれコミュニティで学ぶうちに、組織開発にも興味を持って学んでいて…でも、そんな興味のつながりを上手く論理的に言葉として表現できないもどかしさをずっと感じていましたが、この本を通じて理論やキーワードを沢山知ることで、そのもどかしさを言語化、体系化することができ、抱えていた負の感情を客観視できるようになりました。
中学生の頃から興味があってプログラムを自己流で勉強をしていたのだけど、第二種情報処理試験の勉強で、裏側にあるいろんな理論、考え方、キーワードを知ることで自分のプログラマーとしての土台ができたと思います。その時感じた「つながりと広がりが整理された世界」をこの本にも感じました。
エンジニアの方で、変わらない組織に苦しんでいる方や、経営者で自社エンジニアの力を十二分に活かしたいのに、できていないと感じている方には、非常におすすめできる内容だと思います。