激辛唐辛子「ハバネロ」を豪快に使用した「暴君ハバネロ」でお馴染みの、株式会社東ハト」は、2017年5月1日より全国にて、「酸暴(さんぼう)すっぱネロ・すぱ辛ビネガー味」を新発売することを発表しました。従来のハバネロシリーズは、30~50代の男性に偏りがちになっているが、辛味を抑えつつ酸味を強調して女性客をターゲットとしているそう。
「酸暴すっぱネロ・すぱ辛ビネガー味」は、唐辛子の辛味に「黒酢」の酸味を効かせた、新感覚のすっぱ辛ポテトスナック。暴君ハバネロのシリーズ商品ながら、辛さはひかえめに(辛さの目安:レベル1)、熟成させて旨みの強い「黒酢」の酸味で、あとひくすっぱ辛さに仕上げられています。
パッケージには、「暴君ハバネロ」が君臨するウマ辛帝国の新しい参謀「酸暴すっぱネロ」のキャラクターをデザイン。発売に合わせて、ユニークなキャラクターを活かしたプロモーションも展開予定とのこと。
激辛ブームの火付け役
暴君シリーズに使用されている「ハバネロ」の辛さはおよそ300,000スコヴィル(辛さの単位)で、ギネスブックにはGNS Spices Inc. が1994年に申請した最高記録として577,000スコヴィルが掲載されています。ハバネロは単に猛烈に辛いだけでなく、柑橘系のフルーティーな香りがあり、ハバネロは鳥、牛肉料理やカレーなどに用いることにより、料理全体の食味を向上させることができます。「暴君ハバネロ」は2004年に発売され、 第一次激辛ブームの80年代(1984年~87年)以来、 本商品が第二次激辛ブームの発端となり、急激に知名度が上がりました。
現在ではハバネロよりも遥かに辛いトウガラシが存在する事が分かっており、2006年12月にエスビー食品が開発した品種「SBカプマックス」が、2007年2月にはインド・バングラデシュ産のシネンセ種の一つブート・ジョロキアが世界一辛いトウガラシとしてギネスブックに認定されました。また、SBカプマックス以前にギネス記録とされていた、ハバネロから選抜改良されたレッドサビナ種(Red Savina pepper)も、従来のハバネロより2 – 3倍程度スコヴィル値が高いとされています。